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7つの習慣 コビー

仕事ができるヤツって人格者?

仕事ができるビジネスマン、いわゆる切れ者と言われる人の条件は何だろう?

切れるヤツはそこそこいる。背筋が寒くなったりするくらいキレル天才肌の研究者も中にはいる。

そういうやつらの中には本当に何をやってもかなりのいい成果を出す人間がいる。

どう見ても偶然彼ら、彼女らがツイてるだけでは説明できない何かがある。その人の周りでだけ出てくる成果がある。

ただし、これが会社の中ということになると実力を発揮できるかどうかは会社の社風によっても変わってくる。

例えば、中村修二さんは青色発光ダイオードを発明したいわば英雄だ。仕事はできた。出来すぎた、というべきか。

しかし、社内では不遇をかこっていた。青色発光ダイオードを発明したあとの部署は名前は研究所長だったが、部下が2人しかいなかったという。明らかに左遷のようなものである。

会社では切れるから仕事ができるかと言えばそんなことはない。むしろ切れすぎると上司に嫌われる可能性もある。

そういう人は実力を出しすぎないようにする必要がある場合もある。

つまり、環境をよく理解して上司の要求に応じた成果を出すのが部下としては仕事ができるヤツ、ということになるのだろう。

上司よりも頭のいいところを見せすぎないことが必要ではないかと思う。

もっとも、これは上司のレベルにもよるわけで、上司が非常に優秀な人であれば、最高の実力を出してもさらに要求されることもあるかも知れない。

要は上司の求める本音を理解して、それに適切なレベルの仕事の成果で答える、そして上司に成果をすべてあげる、というのが日本の会社ではできるヤツ、と思われるやり方ではなかろうか?

しかし、これからの厳しい時代にそんなことを言っていたら、すぐに中国やインドに抜かれてしまうような気もする。

今後は、会社も実力のない上司はリストラし、本当に実力のある人間だけにすべきではないかと思われる。

そうでなければ世界のトップランナーとして日本が生き残っていくのは難しいだろう。

マイクロソフト、グーグル、ヤフーのような世界的な企業を立ち上げる超天才が今後の日本には求められる。本当の天才が出現し、それを皆でつぶすのではなく、天才の存在を許容し、英雄を認めるような風土が日本には必要と思われる。それで初めて本当に切れる人間が本気を出せるのだ。