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内藤大助が世界戦防衛

世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ12回戦で、内藤大助が熊朝忠(ユージョーチュー、中国)を3-0の判定で勝ち、世界王座を防衛した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090526-00000025-maip-spo


内藤大助の方が技術的にはかなり上とはいえ、危ない試合内容だった。

それまで大きくポイントをリードしていた内藤大助が熊朝忠(ユージョーチュー、中国)のフックをくらって6ラウンドにダウンを喫した。

その後、7回は持ち直したものの、8回にまたフックをくらってかなり危ない場面となった。その後、1分以上を持ちこたえ、ゴングに救われたものの、全体的に不利な状況

8回までのスコアでは内藤が勝っている。1ポイントリードが2人、3ポイントリードが1人だ。

9ラウンド
いいアッパーやジャブ、ストレートを当てるのだが、相手の方がパワーにまかせてすぐに反撃をしてくるので、明確な差にはなりにくい。かなり顔面に当たるパンチをもらってしまっている。目がよく見えていないのかもしれない。ウイービングでかわしてはいるのだが。

10ラウンド
内藤のバッティング(わざとではない)でユーが目の上を切った。内藤大助は減点1となった。しかし、ユーはそれでもひるまずパワーのあるフックを出してくるが内藤はうまいパンチで的確に当てるが、決定打にならない。だが、徐々に効いてきていると思われる。

11ラウンド
ユーは最後の方でフックが当たりチャンスがあった。内藤大助は口の中をかなり切っている。パンチをかなりもらっているということだ。

12ラウンド
宮田会長が今イーブンだぞ、と言って送り出した。その言葉通り内藤大助は積極的に攻め、ユーをかなり追いつめた。もう1,2発決定打を打てればダウンできるところまで行ったが、相手のひざが折れかかっていたが、ダウンまでは奪えなかった。

終わったあと、内藤大助は
ちくしょう、すみません、と言った。

ジャッジは
113-111
114-111
114-110

で内藤大助がチャンピオンを守った。
笑顔はなかった。

しょっぱい試合をしてすいませんでした。
と観衆に謝っていた。

まず今日1試合だけのために来てくれたお客さんに感謝を述べたい
たったの1試合のために来てくれたのは本当にありがたい

次、試合があるときは、期待通りの試合をしたいと思います。トレーニングをしていい試合をしたい、というようなコメントをした。

内藤大助の方が技術的にはかなり上なのは明らかだったが、熊朝忠は強烈なパワーのあるフックで1発で倒せる力がある。もう少し技が身についてくると怖い存在だろう。

若いパワーと経験豊富な内藤大助の戦いがこれからもしばらく続き、いずれ若いパワーが勝つときがくるか、あるいは内藤大助が引退するか。

スポーツの世界はいつまでも若い時のパワーは保てないが、内藤大助選手は経験による試合運びやフェイント、パンチの多彩さなどによりできるだけ長く王座を維持して欲しいものだ。



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