石川佳純は中国の世界ランク1位の張怡寧(27=中国)に健闘を見せた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090503-00000552-san-spo
1−4(4−11、11−7、4−11、4ー11、7−11)で負けたが、2ゲームは主に石川佳純が攻めて取った。しかし、3ゲームからは張怡寧は下回転のツッツキを石川佳純のバック深くに狙ってきた。石川佳純もこれに対しバックハンドドライブが打てるには打てるが、世界のトップ選手を打ちぬけるだけの威力のあるバックハンドドライブを打てるほどのパワーはない。
逆にこのバックハンドドライブを狙われて打たれるケースもあった。
この3ゲーム目からの作戦で張怡寧が優位に立った。
しかし5ゲーム目には石川佳純が少し盛り返しそうになったが、そこから張怡寧が大きな声を出して本気モードになって、使っていなかった必殺のサービスを出してきて、石川佳純も取れなかった。
やはり地力の差はいかんともしがたく、相手に本気を出させたらもう実力差は明らかだった。
それでも、世界一の選手に本気を出させ、しかも、将来の強いライバルになる、とまで言われたのは最高の賛辞と受け止めてもいいだろう。これからの努力が重要だ。
中国の選手達は全体的に、ボールの威力、回転の変化のレベルが中国はかなり上のような感じがした。
スマッシュや打ち抜くドライブを打てれば何とかなるが、ラリーになると最後には中国が勝つ、というラリーが多かった。
日本選手ももっと強いボールや回転の多いボールを打てるよう練習を積むべきだろう。
とはいえ、世界一の選手に勝とうと果敢に攻めていった石川佳純の今後が楽しみだ。