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海原悠雲の目標達成講座の返金保証

海原悠雲という人が目標達成講座というのをやっているので試しに入ってみたが、結論から言うと私にとっては合わない講座だった。

そこではほぼ日常的なレベルの出来事を皆で褒め合うという傷のなめ合いのようなことが起こっていた。

例えば、

「今日ご飯がおいしかった。ありがとう!」
「お風呂に入ったら気持ち良かった。今日も感謝!」

みたいな感じだ。たまにはいいかも知れないが、毎回こんなことが延々とやられるとうざい、と感じるようになってきた。

私にとっては低レベルでの褒め合いは性に合わない。かえってバカにされているようにさえ感じた。

海原悠雲は変化すれば成功だというが、私はそうは思わない。成功とは目標を達成したことであって、単に変化があったことを成功と言うのはちょっと違うだろうと思った。変化が起きてもそれがいい方向に継続して行き、成功のスパイラルを産まないならかえって危険な面もある。

いわゆるポジティブシンキングおたくというのがあるが、それは普通のことをすばらしい、そして解雇されても、ありがとう、等、どんな危機的な状況でもありがたい、うれしい、という受け取り方をするやり方である。

確かにそういう受け取り方をすれば、家族が病気でも、大学に合格できなくても、解雇されても、何でもありがたい、幸せ、という考えになり、その人自体は傷つかない(ように見える)のかも知れない。だが、社会的に見れば問題ではなかろうか?

海原悠雲は成功体験の1つとして一浪して早稲田大学に合格した経験を得々と説明していた。これは果たして成功と言えるのだろうか?私の知人は東大に落ちて早稲田に仕方なく入った。大失敗した、と思って大きなショックを受けていた。他にも東大に落ちて早稲田に入って親が泣いた、という人を何人か知っている。

そういう人から見れば早稲田大学合格、しかも一浪というのはどうなのだろう?成功と言えるのだろうか?やはり成功事例なら早稲田なら現役、東大でも1浪か、法学部、医学部でも2浪、と言ったところではなかろうか?

成功の定義は人それぞれではあるが、少なくとも人にものを教えるのに一浪で早稲田で大成功です、というのではどうかと思う。早稲田からハーバードやスタンフォード大学等海外に留学したとかなら話はまだわかるのだが。

海原悠雲の目標達成講座で言う成功とは一浪で早稲田レベルを言うようだ。
もしかしたらもっと簡単なレベルなのかも知れない。

そして、海原悠雲の講座ではマーケティングについては教えないのだという。目標達成講座なのだから当然あらゆる目標達成に対応しなければならないはずなのだが、どうもそうではないらしい。それはセールスレターに明確に書くのが当然であって、もしそれを期待して入会して教えなければ契約の錯誤無効が成立する。

さらに、DVDを送ってくると書いてあったのだが、1か月以上も遅れた。これも債務不履行で民事訴訟の対象になりうる。

それでは3か月で目標を達成することはできないからだ。契約解除の対象となりうる。

そういうレベルのシステムである。

だから目標達成とか成功法則の講座の選び方には気をつけた方がいい。

非常に小さな目標しか達成できないおそれがあるからだ。

さらに講座によっては、金儲けを中心に考えているような感じすらする。

これは別料金、これも別料金。

何をやるにも全部別料金みたいなことをいつも言っていてうんざりした。

まあ契約で企業同士が争う場合は私も料金体系を切り分けてやるケースはあるが、普通は個人の客相手にはやらない。C to Cの関係であればそれが普通だろう。

海原悠雲は少しでも関係したら、その後何とかしてお金をむしり取ろうとしているように感じた。そしてそれに素直に従うのは女性が多いような気がした。催眠術にかかりやすいからかも知れない。

本講座を2回聞いた人は同じ期には他にはいなかったと思う。本講座を2回聞いて成功できなければその講座自体に問題があると思うのは当然だろう。さらに彼は3か月で100万稼ぐのは無理、と言いきった。

それなのに、あなたが目標達成できないのは講座を聞いていないからだという。しかし、上の話から言えば、講座を聞いても3か月100万は無理、と言い切っている。つまり海原悠雲の目標達成講座では3か月でゼロから100万は無理らしい。

そういう意味で私は海原悠雲の目標達成講座に入って立てた目標を全く達成できなかった。だとすれば返金するのが当然だろう。私が同じ立場だったら返金する。それが成功法則を説く人間のプライドと思うからだ。

実際私の宝地図や潜在意識セミナーの参加者は100%の人が目標を達成しているからクレームは無いが、もし今後そういう人が出たとしたらすぐに返金したいと思っている。もっとも宝地図普及協会からは返金保証を禁止されるおそれはあるのだが。

話を戻すと、海原悠雲の目標達成講座はマイナスレベルの人にとってはいいのかも知れないが、ある程度成功できている人には向かない講座であるように思う。やはり、主催者のレベルを十分チェックし、どの程度の成功をしている人かを十分調査したうえで参加すべきだったと反省している。

海原悠雲はさらに返金保証を付けておきながら講座を実行していないから返金をしないと言っている。だが、私は本講座を2回聞いている。良心的な人であれば何も言わずに返金してくれるはずである。それが常識と思っていた。だから、矛盾する理由で返金できない、と言われたのには開いた口がふさがらなかった。

最近ではよくわからない億万長者セミナーというのもあるが、セミナーでお金を稼いでいる人の中にもただ別の商品を売り込むために比較的安価にセミナーを開いている人も出てきているので注意した方がよい。例えば2日間の集中セミナーで1万円とかのセミナーの場合、必ず何か売り込まれると思っておいて間違いないだろう。

ひどいのになると、昼ごはん抜きで午後3時くらいまでセミナーを継続し、皆が疲れて頭がぼーっとしてきたところでセールスしてクロージングをかけ、目標数の購入者が出るまで延々それを引き延ばす、というセミナーさえあった。

ダンスも何度もさせられてかなり疲れてしまった。さらに夜9時過ぎまでセミナーが続き、その後懇親会があって、さらに翌日も10時頃から始まったりする。これでは頭がぼーっとしてしまい、催眠術にかけられやすくなってしまう。

聞いてみたところ、これは海外の非常に有名なセミナー講師がやる方法だそうだ。こういう手口が輸入されてきているので異常に安いセミナーは危険なケースがありうる。

社会的に成功している人ならあまりそういう問題はないだろうが、目標達成や成功法則を教えていて自分がそれほど大したことを達成していないとすればそのシステムは自分がお金を儲けるためのシステムではないか、と疑うべきだろう。

ネットの世界では怪しい起業家もかなりいるので教材を買うにしても慎重に選ぶべきだろう。私の教材では返金依頼があれば素直に返金することにしている。幸いなことにまだ一度も返金依頼が来ておらず、合格者も出ているので安心しているのだが。