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特許、発明で億を稼ぐには

今日、ある教授と話をしていたのだが、日本では技術移転があまりうまく行っていない。その理由はなぜか?ということについてだった。

プロパテントを推進してきたアメリカの場合、発明長者は大勢いる。レメルソンは生涯で500億円くらいを特許収入で稼いだそうだ。もっとも、その3分の1は弁護士費用のようだが。

そこまで行かなくても、大学の技術移転機関が数100億、数10億稼いだ、という話は普通にある。多い場合は500億円程度($5 billion)を稼ぎ、まるでベンチャー企業のようなことをやっている大学もある。

それに引き替え、我が国ではそうした発明で億以上稼いだ特許は赤崎先生の青色発光ダイオードくらいのものだ。

この差が何によるかはいろいろな原因がある。たとえば、

アメリカの方が特許を広く取れる

アメリカでは発明以外に発見でも特許の対象になる(日本は発明のみ)

市場自体が大きい(日本の5倍程度)

海外からの輸入品に対しても方法特許が効力を持つ

成功報酬制度の弁護士がいる

日本ではライセンスを受けようという意識のある企業は少ない

等々、様々な違いがある。

では、日本で発明をして特許保護により億を稼ぐにはどうすればよいのだろうか?

それには、まずそれをやろうという強いインセンティブが必要だろう。大学の先生の場合はあまりお金を欲しいとは思っていない。研究費は欲しいと思っているが。

そういう意味で、いい特許発明をするという意識が希薄な先生が多いと思われる。

また、あまりに画期的な説を発表して目立つことは日本人は苦手ではなかろうか?優秀な研究者ほど謙虚すぎる発表をする例も多い。

これが、画期的な発明を生みにくくしているのではなかろうか?

さらに、日本の特許制度が大企業有利な枠組みになっているように思える。アメリカの特許法はsmall entityと言って、個人や大学等は出願費用が半分で済む。これに対して、日本では大学のみ対象となり、個人発明家は生活保護を受けている等非常に珍しい人しか減免を受けられない。

しかし、それだけではないだろう。研究者自身の創造力が日本とアメリカでは全体的に見て差があるのではなかろうか?

宝地図ナビゲーターの私としては、こういう状況を放置するわけにも行かない。自らも発明をして日本経済を活性化する必要があるのではないか?と感じている。

自分の願望実現手法を使ってこれを実現してやろうと思っている。これには私も情熱を持てる世界だし、計測が可能である。これでエクセレントカンパニーの3つの要件のうち、2つは揃った。

残る1つは、自分が世界一になれる分野であること。これを見つけられれば、億を稼ぐ発明も不可能ではなくなるだろう。

これから最強の願望実現手法を活用して発明をしていきたいものだ。