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バダ・ハリとレミー・ボンヤスキー K-1 GP 決勝戦その2

バダ・ハリとレミー・ボンヤスキーのK-1グランプリ決勝戦のことについて先日私の意見を書いたところ、以下のようなコメントが付きました。

> 確かに100%バダ・ハリが悪いし、あの行為はゆるされることではない!
> しかし、あなたが言っていることはバダ・ハリにも一部のK-1選手にも失礼なことだ!
> たとえ反則なしで試合が進んでも、レミーが勝てたとは言いがたい!
> あたかもすべてわかったように書いているが、あなたにそんな資格はない!
> しつれいしました!

このブログは人が使ったテンプレートを使っているのでコメントが表示できなくなっています。ですので、回答をブログに直接書きます。

私は単なる格闘技の1ファンとしての心情を書いているだけで、専門家でも何でもありません。当然、完全にわかって書いているわけではありません。また、格闘技で成功しているわけでもありません。

しかし、例えば、相撲の審議会などでは相撲界出身者以外で相撲をよく見ている方が解説することはあると思います。私のブログの記事はそれをさらにレベルを低くしたようなものと考えていただければいいと思います。そういう意味で異論、反論は当然あろうかと思います。

ですが、私としては、K-1やカラテが好きなので業界が健全に発展して欲しいと思っています。

空手がケンカの道具、人殺しの道具だった時期もあったかも知れませんが、今の文明社会で公開の殺人が許されるはずもありません。負けそうになったら反則をするのはサッカーでもよくあることではありますが、それは予想の範囲内のことです。頭を踏みつけるというような危険行為は一発退場になるでしょうが、そんなことをやる選手はサッカーにはいないと思います。ものには限度というものがあるのではないでしょうか?

また、空手やキックボクシングの試合を見ているファンから見れば、負けそうになったから反則をした、というのは不満が残るでしょう。正々堂々と真剣勝負をしてどちらが勝っても恨みっこなしでやるのが本当の姿ではないでしょうか?

それから、あの試合展開で進んだとして、レミーが勝ったかどうかは確かにわかりません。が、バダ・ハリは準決勝では反則はしていなかったと思います。

ということは決勝戦では自分を見失っていたという可能性はあると思います。そういう意味で、冷静さの点ではレミー・ボンヤスキーの方があったという点でレミーが勝った可能性も相当あると私としては考えています。バダ・ハリとしては、まともな手段では勝てない、と本能的に思ったので反則に走った可能性もあるのではないでしょうか?

もちろん、逆上してむちゃくちゃをやった選手が勝つ可能性が無いとは言えないのでこれも単なる1つの説に過ぎません。

極真空手の故大山倍達元総裁はその筋の大物と交流があったようですし、弟子の中にも中村忠さんや佐藤勝昭さんのような優等生もいれば、ケンカの好きな人、気性が非常に激しい人、はてはヤクザよりも怖い人等がいたように本には書かれています。それもどれだけ真実を把握して書いているかはわかりませんが。仮に真実であったにせよ、世界選手権では自分から反則をするような選手はいなかったように思います。三瓶啓二選手が顔面に当てられるような隙を持っていたような気はしますが。

ですので、リング外であればともかく、ルールのあるK-1のリングにあがったからにはそのルール内で戦って欲しい、反則なんかで神聖な決勝戦を汚したりファンを裏切る行為は許されるべきではない、と個人的には思っています。

ルール無用のケンカをやるのであれば、リング外で、そして、相手も同じ条件、つまり双方何でもありの状態でやるのが公平でしょう。片方がルールの範囲内で戦っているのに、一方がルール無視の戦いをするとすればそれは不意打ちであり、卑怯でしょう。レミー・ボンヤスキーが1ラウンドでバダ・ハリと同じようにバダ・ハリの頭を踏みつけていたら間違いなくそこで試合は終わっていたはずですから。