バラク・オバマ氏(民主党)がアメリカ大統領になった。黒人として初めての米国大統領である。
オバマ氏は演説の中で、「私たちはできる」Yes, we can. と米国民に訴えた。株式暴落、不動産の下落、失業の増加と状況はどんどん厳しくなっているが、そんな中でもアメリカン・ドリームを実現させよう、と訴えている。その言葉が実現して欲しい。
ピンチはチャンス。どんなに絶望的な状況の中にも成功の種は含まれている。落ちるところまで落ちれば後は上向くしかない。
この大ピンチをオバマ大統領がどう乗り切るか見ものである。
1980年頃の財政赤字、貿易赤字で苦しんでいたときには、アメリカは特許戦略で息を吹き返した。プロパテント政策を取り、政府の資金で出た研究成果の特許を企業や大学が出願できるようにした。
それが今のアメリカの復活を支えてきた。
だが、それが今は崩れ、ハイテクベンチャーも株式市場が冷え込めば、資金繰りが苦しくなるだろう。
もはやプロパテントの枠組みだけではアメリカの産業を復活させることはできず、新たなフレームワークが必要と思われる。
ブッシュ前大統領は石油利権に絡んでいたというもっぱらの噂だが、オバマ氏は草の根の小口の資金で戦ってきた。そういう意味では、産業界よりも個人の支持を得ている。
米国はもともと個人主義だが、今後さらに個人が頑張ることでアメリカンドリームを追い求める時代になるのではなかろうか?
自己啓発もアメリカでは、多くの著名人がいる。ザ・シークレットでも20人以上が参加していた。
なかでも、セドナ・メソッドという方法はホ・オポノポノにも似た、感情を解放する手法であり、シークレットに出てくる人の3分の1が受講したという。
他にも、ブライアン・トレーシーやアンソニー・ロビンス等優れたコーチもいる。
そういうモチベーター達がどのように今の危機を乗り超える理論を作り上げるのか、あるいは、これまでの成功法則では立ち直れないほどひどい状況のか?
昨日は株価も下落し、オバマ大統領の効果も1日だけだった。これからが正念場だが、米国が今後も世界をリードできるのか、あるいは、ロシアや中国、インドが台頭して新しい世界秩序が構築されるのか?
世界経済秩序が大きく変わろうとしているこの時期は日本にとっても大きなチャンスになりうるだろう。日本人による日本人のための世界戦略が必要である。総理大臣も官僚も世界のフロントランナーとしても世界戦略を作って欲しいものだ。


